Kant. / Common
Noum/The Youth
2023
Outline 概要
「Kant.」は、”すこやかに働く”をテーマにした東京・六本木のワークラウンジです。Hotel Noum OSAKAをはじめとし、訪れる人が豊かに過ごせる空間をつくる株式会社Noumが開発と運営を手がけています。「Common」は、Kant.の1階に併設するカフェレストラン&ミュージックバーラウンジ。施設全体で、都市の利便性も維持しつつ、人として健康的でいられる新しい都市生活のあり方を探求しています。
Question 背景にある問い
都市の密集・規律のなかで、すこやかに働く選択肢があるとしたらどのような場だろうか。
Challenge 向き合うべき課題
植物がふんだんにほどこされ、再利用可能な素材と有機的な曲線を基調としたインテリアデザイン。当初より、毎日通うワーカー、ドロップイン利用者、地域に住む人、美術館鑑賞の合間にコーヒーを飲む人、音楽を聴きにくる人、観光客...さまざまな利用者を視野に入れていたKant. とCommonの内装は、そこに集うであろう多くの人が “すこやかに過ごせる”ためのものとして設計されていた。ビジュアルアイデンティティを担当したバウムは、すこやかな感触を伝えることを目指した。
他方、さらに考慮するべきことがあった。それは、プロジェクト自体は、エリアにおいての新しい選択肢という実験的な要素を持つことだ。場の性質であるすこやかさはさることながら、新たな試みに挑む気概をどう表現するか。一見相反する、すこやかさと実験性を両立させるためのビジュアルアイデンティティとは。
Approach 着眼点
施設全体の名称であるKant.は、「歌うように、なめらかに」を意味する音楽用語のカンタービレに由来する。「Kant.」は、名前に込められた意図を踏まえつつ、ロゴを音楽と結びつける試みをした。Kant.のKの一画になめらかな曲線を加えつつ、楽譜上の音楽記号をイメージして稀な縦組みを用いた。はじめて見る人にとってはどこか新しい感触がありつつも、毎日通う人にとっては、のびやかさを感じる心落ち着くシンボル。そんな存在になるようデザインした。1Fのカフェレストラン&ミュージックバーラウンジ Commonは、ロゴタイプとカラースキームの組み合わせを何度も検討することで、有機的な感触と熱気の調和を模索した。
館内サイン、館内の配布物・掲示物は、インテリアと調和をはかるため、内装を担当するチームと連携しながらデザインを制作した。
Interior design: STUDIO DIG.
随時ご相談を受け付けております。
「まだプロジェクト化していないけれど、まず考えを聞いてほしい」
「ざっくりと金額を知りたい」「こんなことはできますか?」など、
現在のフェーズや状況を問わず、お気軽にご連絡ください。
随時ご相談を受け付けております。
「まだプロジェクト化していないけれど、まず考えを聞いてほしい」「ざっくりと金額を知りたい」「こんなことはできますか?」など、現在のフェーズや状況を問わず、お気軽にご連絡ください。