恵比寿文化祭
サッポロ不動産開発
2022
Outline 概要
恵比寿文化祭は、東京・恵比寿に住む方、働く方、学ぶ方などが、愉しんでいることをいっせいに持ち寄り、共有するイベントです。年に一度、恵比寿のさまざまなエリアで、個人や企業が出展します。
Question 背景にある問い
「文化祭」は学校活動の中でおこなわれるものだが、街にアプライすると可能性が大きいのではないか。
顔見知りの少ない大都市において、「街の人を知る」あたらしい手段になりうる。
Challenge 向き合うべき課題
2011年にはじまった恵比寿文化祭。バウムが企画とビジュアル制作を担当しはじめた2022年は、イベントに関わる方の幅、出展形式においてさらなる広がりを求めた年だった。サッポロ不動産開発の担当者は、数かずのまちの活動に、通りゆく人がハッとおどろかされる景色を作ることを希望していた。コミュニケーション制作の視点では、すなわち、来場者に向けた告知はもちろんのこと、参加者(出展者)になりえる方を惹きつけるイメージを作る必要があった。 とはいえ、“街のイベント”という規模の大きさに対して、 個人や地元の活動体が参加するというのは簡単に一歩を踏み出せるものではない。まちの人たちが自由に手を挙げられるようにするにはどうしたら良いか?
Approach 着眼点
デザイン方針のひとつに掲げたのは、安心感。ビジュアル・言葉から発せられるあらゆるメッセージに一貫して反映するものだ。キービジュアルはニュートラルカラーをベースとし、あらゆる人にとって親しみが持てる印象に。
また、イベントの事前に掲示される参加者募集告知のメッセージでは、募集内容のイメージを「古道具コレクター」「盆栽の展示」「ヨーヨー名人」など、ビジュアルでも言葉でも、イメージを戦略的に具体的に伝える。これに限らず、露出する言葉の表現について、期待感は生み出しつつも、参加のハードルにつながるような熱狂や熱気を感じさせないバランスを追求した。編集としてのストラテジストと、グラフィック担当のデザイナーが一体となり、街のイベントで人前に出るのにためらいを感じる人も手を挙げやすいように制作した。
▼2022年 ポスター
2024年のキービジュアルでは、まちの人が主体的に参加し変化を続けるこのイベントの特性を考えて、展開性の高さと使われやすさをさらに重視。来場者が色を服装に取り入れてみたり、参加者がパーツを引用して独自のチラシを作ってみたり。そんな余白があるところに、イベントがさらにまちに根付き、展開をしていくことを期待した。
▼2024年 ポスター
Operation: 株式会社マッシュ
随時ご相談を受け付けております。
「まだプロジェクト化していないけれど、まず考えを聞いてほしい」
「ざっくりと金額を知りたい」「こんなことはできますか?」など、
現在のフェーズや状況を問わず、お気軽にご連絡ください。
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