Creative Ageing ずっとび
東京都美術館
2022
Outline 概要
「Creative Ageing ずっとび」は、 歳を重ねても「ずっと」通いたくなる美術館でありたいと考え、 「とび」と呼ばれる東京都美術館が2021年から始めた活動です。 人と作品との新しい出会いを通して シニアがより主体的で創造的に楽しめる 参加型のプログラムを実施しています。
Question 背景にある問い
シニアが楽しく歳を重ねる場として、美術館をよりひらいていくためには?
Challenge 向き合うべき課題
Creative Ageing(クリエイティブ・エイジング)という考え方は、欧米のシニア向け文化事業で用いられる考え方。一方、本プロジェクトを進行していた当時、日本ではまだ一般的に「歳を重ねる」こととポジティブなイメージが結びつけられることは少なかった。こうした背景から、事業の名前とロゴは単にその性質を表現するものではなく、歳を重ねることへの認識の変化が生まれる手段となることを目指した。
Approach 着眼点
リサーチを進めるなかで、シニア向けサービスの多くはどこか、福祉的要素が強調された印象が多いのではないかと気がついた。もちろん親しみやすさはありつつも、本プロジェクトでは、シニアが持つ好奇心や探究心がかき立てられる期待感のある雰囲気をつくることはできないか。この考えのもと生まれた名前「ずっとび」は、「ずっと」という言葉に東京都美術館の愛称である「都美(とび)」をかけあわせた言葉。
東京都美術館の担当者が、提案した複数のアイデアから何度も何度も議論を重ねて選び出してくださった。美術館がシニアに対してさらにひらかれ、いくつになっても他者とのかかわりや表現を楽しみ続けられるという意味を込めている。短く勢いのある語感には、記憶性と、元気の良い印象を感じさせる機能も織り込んだ。
他方で、ロゴデザインは、落ち着きとやさしさを優先した。エネルギーのある名前の響きに対して、プロジェクトの間口の広さと親しみやすさを補完した。一筆書きには、関係がつづいていくという意図が込められている。
随時ご相談を受け付けております。
「まだプロジェクト化していないけれど、まず考えを聞いてほしい」
「ざっくりと金額を知りたい」「こんなことはできますか?」など、
現在のフェーズや状況を問わず、お気軽にご連絡ください。
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「まだプロジェクト化していないけれど、まず考えを聞いてほしい」「ざっくりと金額を知りたい」「こんなことはできますか?」など、現在のフェーズや状況を問わず、お気軽にご連絡ください。