Coffee Wrights

Client: 株式会社WAT
Date: 2016
Services: Conceptmaking,Brandmaking,NAMING

「コーヒーする人」のためのコーヒーレーベル

2016年の三軒茶屋でのオープンを皮切りに、蔵前、芝浦、表参道の4店舗で展開するコーヒーレーベルのブランディングを担当しています。蔵前でロースターにより焙煎される質の高い豆を、商店街の八百屋さんや魚屋さんのように気軽に相談しながら手に入れることができ、お客さんそれぞれがご自宅でも楽しめるように。そういった想いが伝わるコンセプトを目指しました。

コンセプト

一杯のコーヒーには多くの人がかかわります。豆を栽培する人、焙煎する人、抽出する人。そして、朝の一杯、仕事や勉強の合間にコーヒーを淹れる”あなた”。ひとつひとつの行程のこだわりが、おいしいコーヒーをつくります。生産者から消費者まで、すべての人たちのためのコーヒーレーベルというコンセプトが「コーヒーがしたい」というバリスタの一言をヒントに生まれました。

ネーミング

Coffee Wrights はコーヒーをつくる人たち、という意味です。Wrightsは古い英語で「する人たち・つくる人たち」という意味を持ちます。バウムでは名前とロゴを同時につくることがあります。ロゴタイプを形にしながら名前をつくってきています。言葉とかたちがしっくりくる組み合わせを見つけて、そこからまた試行錯誤がはじまります。

グラフィックデザイン

CoffeeWrightsでは、世界中から厳選したコーヒー豆を蔵前のロースタリーで自家焙煎して提供しています。ロースターとしての豆へのこだわり、そして”コーヒーをする”楽しさを届けるために、店内・パッケージ・紙コップ。あらゆる接点においてデザインが果たすべき役割を考え、デザインと向き合います。

例えば、シングルオリジンのパッケージには、ロースターがしたためたテイスティングノートから、アロマやフレーバーを想起した色彩豊かなラベルをあしらうことで、それぞれの味わいをイメージしやすく。場所を選ばず、本格的なコーヒーが楽しめるドリップバックには、その時々の気分やシーン、贈る相手に合わせて選ぶのが楽しくなるフレーズを添えました。