IKEGAMI AREA RENOVATION PROJECT Client: 東急株式会社/大田区 Website: ikegami-ar.jp Date: 2019 Services: BRANDING, CONCEPT, COPYWRITING, GRAPHIC DESIGN, ILLUSTRATION, WEB DESIGN 2019年3月、東急池上線池上駅とその周辺のエリアで、空き家などの地域資源を活用したまちづくり「池上エリアリノベーションプロジェクト」が始動。バウムではプロジェクトのコンセプト、ブランディングデザインを担当しました。 ことばで伝える 新しい街づくりの発想を誰しもわかるようにする エリアリノベーション(リノベーション型の街づくり)は、専門的な職業についていなくても若い世代にはなんとなく想像がつく語感ですが、わからない人のほうが多いかもしれません。しかし、個人単位の場づくりが池上のまちづくりに繋がっていくというスケール感を伝えました。 想いのある人が立ち上がり、 今ある空間を工夫して、街の未来のための居場所をつくる。 あらたな居場所が生まれると、街全体の空気も変わっていきます。 それが、エリアリノベーション。 ひとつの場から、街全体の活力へ。 これからの街のために、この街だからできること、はじめてみませんか。 未来図で伝える このプロジェクトは大規模開発のような計画はありません。建物をこわしたり建てたりするのではなく、機会をつくり、活発な動きを引き出し、街を変えていくのです。ですから従来の開発計画のようなパースはふさわしくありません。この街にながれるなんだかいい空気を大切にして、今ある要素を大切にしながら未来図イラストを制作しました。池上らしさを象徴する本門寺への参道の街並、新しい駅舎やプロジェクトの拠点となる「SANDO」のまわりで、主役である街の人たちが思い思いに過ごしている様子を散りばめた池上全体を見渡すイラストは、歴史や文化と新しい営みが共存する、これからの池上の姿を表現しています。 図解して説明する 新しい仕組みというのは、わからないものです。参加イメージを掴みやすくするため、池上で何かを始めたいプレイヤー、空き物件などの地域資源を持つオーナー、まちづくりに興味のある住民とプロジェクトとの関わり方を視覚的に伝える図をつくりました。