年末年始/流行と生活文化

あけましておめでとうございます。
例年どおり、みんなで近所の神社に初詣へ。

年末年始は生活文化の行事が続きます。
大掃除、年越蕎麦、紅白歌合戦、年賀状、初詣、神籤、餅、お節、お年玉。
どれかひとつでもはぶいてしまうとなんだか不安になります。
デンマークではクリスマスが日本で言うお正月にあたります。
他のキリスト教国と同様、親戚が大集合して連日のパーティーです。
ヒュッゲの国ですから、誰かが台所につきっきりにならないよう
料理は予め準備しておきあたためるだけ。
お節料理とおなじく、定番の伝統料理は決まっているので、家庭ごとに分担して持ち寄ります。

さてこの伝統的な生活文化のそれぞれは、どれも最初はマイクロトレンドです。
何か新しいことを試してみて、たのしければ広がり、流行に。
それが10年続けば常識になり、50年も続けば生活文化になります。
Stewart BrandのLong Now Foundationはそんな考え方で
ソーシャルデザインをとらえています。

ブランディング、コンセプトデザインの仕事では「新しい価値」を見つけること、そして世に広める挑戦がありますが、ひとつの商品やサービスが近い将来の生活様式、生活文化になることを目指して仕事をしています。

それでは皆様、本年もバウムをどうぞよろしくお願い申し上げます。