HYTTER LODGE&CABINS

茅野市・蓼科湖畔のキャンプ場と温泉旅館をリノベーションした新しいかたちのキャンプ場「Hytter Lodge&Cabins」（ヒュッター　ロッジ＆キャビンズ）

タフさが求められるようなキャンプでもなければ、
何もかもが用意されたグランピングでもない。
林間学校に使われていた施設を大人のレジャーにアップデートするには。

湖畔の小さなロッジと、芝生を囲む小屋型のキャビンを備えた
この施設のコンセプトは「遊び方が発明される場所」。

北欧の夏では地方にあるサマーハウスでのんびりと過ごします。雄大な自然と豊富な時間。子どもはもちろん、大人も、どう楽しくすごすが毎日あたらしい試みをします。そこにあるのは豊かな時間。

過ごし方を準備しすぎず、ルールをつくらず、余白をたっぷり。でも補助線はしっかり引いてあるのです。

名称の由来は、ノルウェー語のHytte(山小屋)の複数形。
英語的な語感から「小屋する人」の意味もあります。

ちょっと変わったキャンプ場ですから、ちょっと変わった名前に。

名前にしっくりくるような書体も手書きで制作しました。

こういう場所では日々生まれる変化やお客さんの表情から感じ取って、新しいコミュニケーションがつくられるべきです。デザイナーが何もかも用意するのではなく、現場の空気をしっかり感じているスタッフが必要なものをつくるほうが、経済的にも理想的です。キャラクターのある書体をつくっておくことで、サステナブルな運営となることを目指しました。