(「私」+「公」)/ 二 = 「共」

街を歩けばイルミネーションが景色を彩るこの季節。

二十四節気では「大雪」となるみたいです。

 

令和元年も残すところ2週間になり、都内では

クリスマス仕様のデコレーションやお正月飾りまで…

 

一年ぶりにお気に入りのアウターを着ても人肌恋しくなる季節ですよね。

 

直接会わずに仕事も娯楽も愉しめるようになった現代社会こそ、

人間の本能としてまわりと繋がっていたい欲は強く表れていると思います。

 

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例えば、街中のカフェという「公的」な場で、

本来は個人の空間で行う「私的」な作業をこなす利用者が多いですよね。

「公」の空間に「私」の用事を持ち込むことで、

「共」というスペースが創造されているのでは。

 

この「共的」スペースで利用者、店員、通りすがりの人が

心地良く過ごせるにはどんな工夫が必要なんでしょうか…?

 

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「飲み会とトークイベントの中間」というコンセプトで、毎月開催されているBAR UM。

10月のBAR UMは、「カフェの空間学」を執筆された空間デザイナー・加藤匡毅さんを

ゲストにお招きし、「カフェの空間学と街」についてトークイベントを開催しました。

 

 
デスクと提灯は加藤さんが代表を務めるPuddleの皆様が作ってくださり、

「建築おでん」とペアリングされた空間はホッと心も温まる真冬のこたつのよう。

トークは加藤さんが執筆された

「カフェの空間学 世界のデザイン手法: Site specific cafe design」

を基に進行されました。

 

 
バーチャルな世界で人と交流できるようになった現代だからこそ、

人々はリアルな空間を求めているのではないだろうか。

 

そんな居心地の良い空間を創り上げるため加藤さんは

 

  1. 場所とのかかわり
  2. 人とのかかわり
  3. 時間とのかかわり

 

を常に意識して設計してるとのこと。

 

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今回も参加者がとても多く、皆様とても熱心に耳を傾けられていました。

 

 
そして、当日販売していた書籍を購入された方には本のサイン会も!

 

 
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個性溢れるカフェは、

店主や設計士の「私的」のこだわりが詰まっている一方で、

世界に開かれた「公的」スペースでもありますよね。

そんな「私」と「公」を足して割った「共」スペースとしてのカフェは今後より注目されるのではないでしょうか。

 

素敵なカフェを調べて巡ってみると、

美味しいコーヒーだけでなく、場所・人・時間とのつながりまでも感じられる

空間に出会えちゃうかもしれないですね。

 

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普段あまり深く考えずに利用するカフェですが、

その空間のデザインや意図を考えさせられるウキウキするトークでした。

加藤さん、Puddleの皆様、そしてご参加いただいた皆様、

お忙しい中どうもありがとうございました!